涼しさをプレゼント!
2016年06月18日 (土) | 編集 |
 暑い毎日が続きます。梅雨に入り、むし暑さが身体から気力を奪って行きます。すると、心は先月末に北海道の苫小牧研究林で過ごした6時間を思い出し、その森を歩き始めます。今日は、皆さんをその研究林にご案内し、涼しさをお届けしたいと思います。前に紹介していない写真でのご案内です。
 JR苫小牧駅からタクシーで15分ほどです。広大な北海道大学の研究林の一部を一般に公開し、自由に散策できるようになっています。林の中に水の流れや池があって実に心安らぐ場所です。様々な野鳥たちの歌声がどこにいても林を包んでいます。最高の場所です。


ピンクのクリンソウ(九輪草)が流れにそって咲いています。










林の中には、ベンチやあずまやがあって休むことができます。








 この林の中の小道をひたすら鳥の姿を追って歩き回りました。一番の目標はシマエナガでした。エナガは、私の特愛の鳥ですが、北海道のエナガは頭が真っ白でさらに可愛さが増していると聞いていましたので、それを探しました。午前10時頃に林に入り、午後4時ころまで粘りました。2時、3時頃になるとあせりはじめ、ひたすらぶつぶつと祈っていました。「主よ。私ははるばる富山からここへシマエナガに会いたくてやって来ました。あなたはどこにシマエナガがいるかご存知です。ほんの一瞬でも結構です。私の前に、連れて来てください。あなたはノアの箱舟にすべての動物や鳥たちを連れて来られました。今、私の前にシマエナガ1羽だけ、連れて来てください。アッシジのフランチェスコの前に、鳥たちが集まったように、私の前にもお願いします。」ずっと、こんなお祈りをつぶやきながら、キョロキョロと鳥探しをしていました。その時、同じ日の朝の、ホテルでの朝食の光景を思い出しました。
 7時過ぎに、ホテルのレストランへ行きました。バイキング形式の朝食です。ひとり旅ですから、窓際のカウンター席をとって食事を始めました。同じカウンターのすぐ近くに白髪の婦人がひとり食事をしています。そのご婦人が、食事のあいだずっと独り言を言っています。だれかに話しかけ、急に説教調になったり、怒ったりしながら延々とその話が続いています。まずい場所に座ったなあと少々後悔しながら、早めに朝食を切り上げました。そのご婦人のことを思い出したのです。
 この日、研究林を訪れて、私のそばを通りかかった人々は思ったことでしょう。「はげ頭のじいさんが、森の中をなにか分からないことをつぶやきながらさまよっているぞ。かわいそうに、ぼけてしまったんだな。」と。
 アイヌの人々は、老人がおかしなことをしゃべりだすと、「ぼけが始まった」とは言わないで、神の世界に近づいたので「神用語」(しんようご)を話すようになったと言うそうです。素敵な受け止め方ですね。クリスチャンの間では、それを「天国語」と呼びませんか?

 今日は、北海道の研究林を共に歩いていただきました。少しは涼しさをお届けできたでしょうか。写真で再びたどっているうちに、無性にもう一度訪ねたくなりました。シマエナガにどうしても会いたくなりました。いつ行けるかな?



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